ジョジョの奇妙な冒険 単行本5巻「恐嵐への序曲の巻」に登場
パラダイス・シアター
メキシコへ宣教活動に行かされることになって、飲んだくれているスティクス神父の元ネタ、スティクス(Styx)『パラダイス・シアター
デビュー当時はプログレッシブ色の強い壮大な曲を作っていたが、商業的に成功せず1980年代にはよりコンパクトに、よりポップに路線を変更していくことになる。そこで商業的に成功し全米アルバム・チャート1位という結果を残したのが上記のアルバムである。このアルバムのツアーで日本にも初来日を果たし、その模様がNHKで放送された。そしてこの日本滞在中のテレビで、工場で稼動する工業用ロボットを見てヒット曲「ミスター・ロボット 」が作られた。この曲で日本での人気も上昇した。その後は自然消滅的に解散へと向かっていく。
上記のアルバムは彼らの10作目のアルバムにして、彼らの最高傑作の呼び声が高い作品だ。この作品はタイトルの『パラダイスシアター』は1958年まで実在した劇場で、そのオープンから閉鎖するまでをドラマティックに描き出したトータル・コンセプト・アルバムである。プログレ・ハード・ロックなどと評されたりするがここではハードロック色は非常に薄い。非常に洗練された良質のポップがここにはある。今ではほとんど聴かれることのないであろう彼らの音楽に触れてみるには打って付けの作品だ。
ラベル:スティクス神父