2014年03月04日

アンジェロ 片桐 安十郎(かたぎり あんじゅうろう)の元ネタ アンジェロ・バダラメンティ

日本犯罪史上最低の殺人鬼、片桐 安十郎のあだ名「アンジェロ」の元ネタは、映画音楽やテレビ音楽を手がける作曲家アンジェロ・バダラメンティ(Angelo Badalamenti)だ。一説にはR&B歌手のディアンジェロ(D'Angelo)というのもあるが、年代的にはあわない。ディアンジェロがデビュー・アルバムを発売したのが1995年、アンジェロが劇中に出てくるのが1992年と、ちょっと開きがあるのでここではテレビ・ドラマ『ツイン・ピークス』が1990年から話題になっていたので、その音楽を手がけたアンジェロ・バダラメンティを元ネタとしておこう。


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Twin Peaks (TV Soundtrack)

イタリア系アメリカ人としてニューヨークのブルックリンに生まれたアンジェロ・バダラメンティは、1986年に親友であった映画監督デヴィッド・リンチ(David Lynch)が『ブルー・ヴェルヴェット(Blue Velvet)』の撮影の際に、主演女優イザベラ・ロッセリーニ(Isabella Rossellini)の歌唱指導を依頼されたことから映画音楽の世界に入っていく。ちなみにイザベラ・ロッセリーニの母親はあの名女優イングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman)で、父親は『無防備都市』でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞している映画監督のロベルト・ロッセリーニ(Roberto Rossellini)である。もうひとつ彼女のことで付け加えておくと、あの巨匠マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)と結婚していた時期もあり、その後、デヴィッド・リンチ、ゲイリー・オールドマン(Gary Oldman)と交際していたという。

話をアンジェロに戻して、その映画『ブルー・ヴェルヴェット』ではジャズ・バーのシーンでピアニストとして出演もしている。他にもデヴィッド・リンチと手を組んで『ワイルド・アット・ハート』、『ツイン・ピークス』、『ロスト・ハイウェイ』などの音楽を担当している。後、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)主演の『ザ・ビーチ』ではイギリスのテクノ・ユニット、オービタル(Orbital)と組んで「ビーチド(Beached)」という曲を発表している。このサントラの布陣はかなり強力だ。モービー(Moby)、アンダーワールド(Underworld)、ブラー(Blur)、シュガー・レイ(Sugar Ray)、ニュー・オーダー(New Order)など、これ以外にもすごいアーティストが揃った強力盤で、映画はいまいちだったが、サントラは高く評価されていた。

個人的にはデヴィッド・リンチの異色作『ストレイト・ストーリー(The Straight Story)』が超おすすめ。アンジェロの音楽ももちろんだが、映画自体の内容がすばらしい。本当にデヴィッド・リンチが撮ったのかと疑うぐらい、タイトルどおりストレートに感動させられる。地味な映画だとは思うが、映画館で思わず泣いてしまった珠玉の1本だ。そしてアンジェロの音楽が映画にピッタリとはまっていて、感動を倍増させる役目をはたしている。

荒木飛呂彦氏はおそらく『ツイン・ピークス』からアンジェロを取ったのだろうが、今回はアンジェロというより『ストレイト・ストーリー』を紹介したいがために書いたようなものだ。DVD、ブルーレイと発売するたびに買ってしまう、一家に一枚級の名作だと思う。あまり知られていないだろうが。




ラベル:アンジェロ
posted by captainhiltz at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ロック/ポップス その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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