2014年03月11日

山岸由花子のスタンド、ラブ・デラックスの元ネタ シャーデーのアルバム『ラヴ・デラックス』

広瀬康一を異常に愛し束縛する女子高生、山岸由花子のスタンドで髪の毛を自由自在に操る「ラブ・デラックス」の元ネタは、女性ヴォーカル、シャーデー(Sade)を中心としたイギリスのバンドシャーデーの4thアルバム『ラヴ・デラックス(Love Deluxe)』だ。

シャーデーの中心人物、シャーデー・アデュは1959年にナイジェリアに生まれる。4歳のときに両親が離婚し、彼女は母、祖母、姉弟と暮らす。この頃、彼女が聴いていたモータウンを中心とするソウル・ミュージックが、後の彼女に大きな影響を与える。

17歳の時、イギリスに留学し、ロンドン美術学校でファッション・デザインを学ぶ。そしてモデルとしても活躍しながら自らのブランドも立ち上げ、販売を開始する。当時彼女がデザインした衣装は、イギリスのバンド、スパンダー・バレエ (Spandau Ballet)のライヴにも採用されるなど、男性もののブランドとして充分の成果を残す。

しかしミュージシャンの夢を諦められなかった彼女は、1980年にArrivaというラテン・ソウル・バンドにバック・コーラスとして参加。やがてこのバンドはプライドとバンド名を改め、音楽的才能を認められた彼女は、バンドのリード・ヴォーカルと作曲を担当するようになる。

そして1983年にギター、サックスのステュアート・マシューマン、キーボードのアンドリュー・ヘイル、ベースのポール・デンマンというプライドのメンバー3人と共にシャーデーを結成する。1984年にデビューシングル「ユア・ラヴ・イズ・キング(Your Love Is King)」の発売後、発表された1stアルバム『ダイアモンド・ライフ(Diamond Life)』はいきなり大ヒット。イギリス以外のヨーロッパ諸国でも1位を獲得。しかし当初アメリカでは発売されず、イギリスからの輸入盤という形でアメリカではヒットする。レコード会社は彼らのクールなサウンドがアメリカでは受け入れられないのでは、と思っていたのだろう。

1985年に発売された2ndアルバム『プロミス(Promise)』はアメリカでも発売されるようになり、全英、全米共に1位を獲得。その後3rdアルバム『ストロンガー・ザン・プライド(Stronger Than Pride)』以降は、自分たちでプロデュースするようになる。しかしこの作品は前作のように1位を獲得できず。

そして3rdアルバムから4年のブランクの後に発表されたのが、今回紹介する山岸由花子のスタンドの元ネタになっている『ラヴ・デラックス(Love Deluxe)』だ。この作品のシングル1「ノー・オーディナリー・ラヴ(No Ordinary Love)」でグラミー賞を獲得。アルバム・セールスも前作と同様400万枚以上を記録する。サウンド的には、とにかくクールという印象が強い。どのジャンルに分類すればいいのか迷うぐらい、彼らのサウンドは唯一無二の孤高のサウンドだ。あえて言えば、ジャンルはシャーデーだ。


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。