2014年03月24日

暴走族、噴上裕也のスタンド、ハイウェイ・スターの元ネタ ディープ・パープルの曲「ハイウェイ・スター」

ナルシストの暴走族の高校生、噴上裕也のスタンドで、標的をどこまでも追跡し、体内に侵入して養分を吸い取る能力の「ハイウェイ・スター」の元ネタは、イギリスのハード・ロック・バンド、ディープ・パープル(Deep Purple)の名曲「ハイウェイ・スター(Highway Star)」だ。

ディープ・パープルは1976年にサーチャーズでヴォーカル兼ドラムを担当していたクリス・カーティスが結成を考えていたバンド、ラウンドアバウトが前身である。そしてクリスが最初に声をかけたのが、アートウッズ、サンタバーバラ・マシンヘッドで活動してきたキーボードのジョン・ロードである。そしてロードサッチというバンドでギターを弾いていたリッチー・ブラックモアに声をかけ、そこにジョン・ロードの知り合いのベーシスト、ニック・シンパー、オーディションで選ばれたヴォーカリスト、ロッドエヴァンスが加わり、活動をスタートさせる。しかしすぐにドラマーがクリス・カーティスからイアン・ペイスに替わり、そしてバンド名もディープ・パールと名乗り、ここに第1期ディープ・パープルが誕生する。

そして1968年になぜかアメリカのマイナー・レーベル、テトラグラマトンからデビューアルバム『ハッシュ(Shades of Deep Purple)』を発表し、そこに収録されているジョー・サウスという歌手のカヴァー曲「ハッシュ(Hush)」で全米4位を記録する。そして『詩人タリエシンの世界』、『ディープ・パープルV 』を立て続けに発表する。『ディープ・パープルV 』のレコーディング後ロッド・エヴァンスとニック・シンパーが脱退、そしてエピソード・シックスというバンドにいたヴォーカルのイアン・ギランとベースのロジャー・グローヴァーが新たに加入する。このメンバー・チェンジに合わせるかのように、所属レコード会社テトラグラマトンが倒産する。

新たに大手レーベル、ワーナー・ブラザーズと契約を結んだ彼らは、ロイヤル・フィル・ハーモニック・オーケストラと共演したライブ・アルバム『ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ』の発表後、それまでの路線を変更して、ハード・ロック路線のアルバム『ディープ・パープル・イン・ロック』、『ファイアボール』を発表し、そして1972年に発表されたのが今回の元ネタになっている「ハイウェイ・スター」が1曲目に収録されている名作『マシン・ヘッド(Machine Head)』である。

「ハイウェイ・スター」は、とにかく疾走感がたまらない。必ず車でのドライブで聴きたくなる。ただ、この曲をかけて高速道路を走っていると、ついついスピードを出しすぎてしまうことがあるので注意しなければならない。特に2分前辺りからの疾走感と、3分40秒辺りからのリッチーの独特のギター・ソロは必聴だ。他にもこのアルバムには、ギターのイントロを誰でも知っているであろう5「スモーク・オン・ザ・ウォーター(Smoke on the Water)」や、こちらもギターのリフが印象的な7「スペース・トラッキン(Space Truckin)」など名曲ぞろいであり、ロックの名盤には絶対に挙がる作品だ。改めてリッチー・ブラックモアのギターの才能には驚かされる。そして1975年にリッチー・ブラックモアはディープ・パープルを脱退して、このブログの最初に紹介したレインボー(Rainbow)を結成し、数多くの名曲を世に送り出すのである。


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