2014年03月26日

鉄塔で暮らす男、鋼田一豊大のスタンド、スーパーフライの元ネタ カーティス・メイフィールドの『スーパーフライ』

鋼田一豊大が暮らす鉄塔と一体化したスタンド「スーパーフライ」の元ネタは、アメリカのソウル・ミュージックの偉大なアーティスト、カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)のアルバムであり、同タイトルの映画のサウンド・トラック『スーパーフライ(Superfly)』だ。

1972年に公開された映画『スーパーフライ』のサウンド・トラックでカーティス・メイフィールドの代表作にして、ソウル、ファンクを代表する歴史的名盤。ちなみに映画にはカーティスも本人役で出演している。

1942年にシカゴで生まれた彼は、他のソウル系のミュージシャンがそうであるように、彼も教会でゴスペル音楽に触れ、それに魅了される。そして教会で歌い、ギターを独学で習得する。

1957年には聖歌隊で出会ったジェリー・バトラーとドゥー・ワップ・グループ、ルースターズを結成し、これが母体となり後のインプレッションズになる。翌年にはジェリー・バトラー&ジ・インプレッションズとして、シングル「フォー・ユア・プレシャス・ラヴ(For Your Precious Love)」がポップ・チャートで11位、R&Bチャートで3位を記録する。そしてジェリー・バトラーがソロ・アーティストとして独立したので、カーティスがその後を引き継ぐ。

そしてインプレッションズ単独となり、「ジプシー・ウーマン(Gypsy Woman)」がR&Bチャートで2位、「イッツ・オール・ライト(It's All Right)」がポップ・チャートで4位、他にも「キープ・オン・プッシング(Keep on Pushing)」ポップ・チャートで10位、「ピープル・ゲット・レディ(People Get Ready)」R&Bチャートで3位、「ウィ・アー・ア・ウィナー(We're a Winner)」R&Bチャートで1位、「チョイス・オブ・カラーズ(Choice of Colors)」R&Bチャートで1位、など名曲を世に送り出す。特に「ピープル・ゲット・レディ」は公民権運動を象徴する名曲だ。ロック・リスナーにはロッド・スチュワートがカヴァーしたヴァージョンも聴いてみて欲しい。ちなみにジェフ・ベックのアルバム『フラッシュ』でゲスト・ヴォーカルとして5曲目で歌っている。

そして1968年に自らのレーベル、カートムを設立し、翌年アルバム『カーティス(Curtis)』でソロ活動をスタートさせる。そして1972年に発表されたのが、今回のスタンドの元ネタになっているアルバム『スーパーフライ』である。アルバムは、見事全米チャート1位を獲得し、彼のアルバムの中で最も売れた作品だ。スーパーフライとは、スラングで超カッコいいという意味らしい。その意味通りの曲が目白押しで、あのビースティー・ボーイズ(Beastie Boys)もアルバム『ポールズ・ブティック』の4「エッグ・マン(Egg Man)で9「スーパーフライ」のイントロをサンプリングで使っている。アルバム全体を通して、カーティスの抑えた感じのヴォーカルももちろん良いのだが、それ以上にバックのサウンドが非常にカッコいい。やっぱりソウル系のミュージシャンは演奏がしっかりしていて、何回聴いても飽きないのが特徴だ。


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