2016年11月08日

謎の少年、宮本輝之輔のスタンド、エニグマの元ネタ ドイツの音楽プロジェクト、エニグマ(Enigma)

宮本輝之輔のスタンドで、「恐怖のサイン」を示した者を紙にして封印する能力を持つ「エニグマ」の元ネタは、ドイツを活動拠点とするヨーロッパの音楽プロジェクト、エニグマ(Enigma)だ。

エニグマは、ルーマニア人のマイケル・クレトゥとドイツ人のサンドラ・アン・ラウアーが中心になって結成された音楽プロジェクトの名称であるが、マイケル・クレトゥのソロ・プロジェクトの色合いが濃い。マイケルはブカレスト、パリなどでクラシック音楽を学び、1970年代後半からは、キーボードでセッション・ミュージシャンとして活動を始める。そしてドイツのグループ、アラベスクのツアーに参加していた時にサンドラと出会う。そしてサンドラの作品をプロデュースするようになり、1988年に2人は結婚し、1990年にエニグマの活動をスタートさせる。

1991年に上記で紹介しているデビュー・アルバム『サッドネス・永遠の謎 (MCMXC a.D.)』を発表する。41カ国で1位を獲得するなど、全世界でヒットする。全米アルバム・チャートでは282週間、約5年間にわたってチャートに入り続けた。全世界で60個以上のプラチナを獲得し、驚異的な売り上げを記録している。

サウンド的にはグレゴリオ聖歌や民族音楽などと、ダンス・ビートを融合させた独特の世界観を持っている。グレゴリオ聖歌という非常に古典的で厳粛な感じのする音楽をダンス・ビートに乗せるという、今まで誰も考えなかったであろう組み合わせを、何の違和感もなく聴かせてくれる。しかし使用した音楽の著作権などの問題で裁判沙汰になったりしている。これはヒップ・ホップなどにも言えることだが、「サンプリング音楽がどこまで許されるのか」といった問題になってくるのだろう。宗教的な音楽をダンス・ビートに乗せたりすると不謹慎だと思う人もいるのではないだろうか。

教会に行ったことがないので何とも言えないが、その荘厳な雰囲気は十分に伝わってくる不思議な音楽だ。落ち着くというか、癒されるというか、とにかく聴いていて気持ちのいい音楽だ。このブログで紹介してきた音楽の中でもかなり異質な感じがする。聞こえてくる言葉も英語ではないところが、変に意味が頭に入ってこなくていい。一家に一枚あってもいい癒しのアルバムだ。


ラベル:エニグマ
posted by captainhiltz at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ロック/ポップス その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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