2014年03月31日

ジョルノ・ジョバァーナのスタンド、ゴールド・エクスペリエンスの元ネタ プリンスの『ゴールド・エクスペリエンス』

今回からジョジョの奇妙な冒険 最終章 第5部スタート。ディオ・ブランドーの息子にして本編の主人公ジョルノ・ジョバァーナのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」の元ネタは、プリンスが1995年に発売したアルバム・タイトル『ゴールド・エクスペリエンス(The Gold Experience)』だ。

第3部「スターダストクルセイダース」のモハメド・アヴドゥルが飼っている鶏、プリンスの時にも彼の説明はしているので、今回はその続きから。『パープル・レイン』を発表後、彼は大ヒットしたこの作品の収益で自身のレーベル、ペイズリー・パーク・レコードを設立する。そして1985年にはこのレーベルから名作『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ(Around the World in a Day)』を発表。こちらも前作同様全米1位を獲得。1986年には興業的に失敗し、酷評された映画『プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン』の監督も務め、サウンドトラック『パレード(Parade)』を発表し、こちらは映画とは反対に、全米3位、シングル「Kiss」は見事全米1位の大ヒットに。

その後も『サイン・オブ・ザ・タイムズ - Sign "☮" The Times』や『バットマン』のサントラなどハイ・ペースで作品を発表していく。90年代に入っても『ダイアモンズ・アンド・パールズ(Diamonds and Pearls)』、『ラヴ・シンボル(Love Symbol)』と立て続けにヒットさせ、1993年にはワーナー・ブラザーズとアルバム6枚分の再契約を交わす。その契約金は何と、1億ドルという当時の音楽業界最高額であった。そしてワーナーの副社長にも就任する。しかし今まで以上に規制がかかり、自由な活動ができなくなり、不満がたまっていく。会社との契約を早く消化したかった彼は、今まで以上にハイ・ペースでアルバムを制作していく。それに際してプリンスという名前を捨て、シンボル・マークのみという音楽史上にも類がないアーティストとなり、彼を表す言葉は元プリンスと呼ぶか、単に「ジ・アーティスト(The Artist)」と呼ぶかのどちらかだった。そんな時期の1995年に発表されたのが、今回のスタンドの元ネタになっている『ゴールド・エクスペリエンス(The Gold Experience)』である。

アルバム・セールスは、全米6位を記録したのだからヒットした部類に入るはずなのに、彼としては商業的に失敗した作品として位置づけられている。たしかにこの時はレコード会社ともめていた時期なので思ったようなプロモーション活動も出来なかっただろう。商業的に失敗でも内容は文句のつけようがないぐらいの出来だと思う。このアルバム1枚に彼の才能が凝縮されている。

いきなりラップから始まる1「P Control」、 非常にロック色が強く、プリンスのギター・ソロが炸裂する3「Endorphinmachine」は格闘技K-1のテーマソングとして、当時はよく流れていたものだ。しっとり聴かせるバラード7「The Most Beautiful Girl In The World」、プリンスっぽくない非常にポップな8「Dolphin」、非常にカッコいいヒップ・ホップ・ソング10「Now」、これぞプリンスと思わせる12「319」、ミディアムテンポの壮大な名曲18「Gold」。このように非常にバラエティに富んでいて何回聴いても飽きない名盤だ。

こんな名盤なのに現在は非常に入手しにくい状況である。今回紹介している輸入盤も5000円以上と非常に高い。はっきり言ってこの値段ではおすすめできない。ぜひ中古で探すか、レンタルで探すかして聴いてみて欲しい。


この記事へのコメント
I Hate You は壮大なラブ・バラードですね!
Posted by Jojoファン at 2015年03月19日 23:40
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。