2014年04月03日

ポルポのスタンド、ブラック・サバスの元ネタ イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、ブラック・サバス(Black Sabbath)

ギャング団「パッショーネ」の幹部ポルポのスタンド「ブラック・サバス」の元ネタは、イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、ブラック・サバス(Black Sabbath)だ。

ヴォーカルのオジー・オズボーンの呼びかけにより集まった、ギターのトニー・アイオミ、ベースのギーザー・バトラー、ドラムのビル・ワードの4人によって結成されたのがブラック・サバスの前身であるアース(Earth)である。当初はサウンドもジャズやブルースっぽいものであったが、地道にヨーロッパ各地をまわって活動を続けるうちに次第にそれまでのサウンドに疑問を持ちはじめ、現在のブラック・サバスのようなへヴィなものになっていく。それに合わせてバンド名も、アースというのは他にも存在しており、トラブルも発生していたため、ギーザー・バトラーがホラー映画から思いついたブラック・サバスに改名する。

そして1970年の2月13日金曜日『黒い安息日(Black Sabbath)』でデビューする。13日の金曜日は日本人にはホラー映画のタイトルとしておなじみだが、英語圏の人には不吉な日として認識されているようだ。これはあきらかに狙ってこの発売日にしたのだろう。このアルバムは母国イギリスではチャート8位を記録し、アメリカではチャート23位を記録し、約1年間もチャート・インしており100万枚以上を売り上げる。

そして同じ年の9月には早くも2ndアルバム『パラノイド(Paranoid)』を発表し、シングル「パラノイド」は全英チャート4位を記録。アルバムは、全英チャートではサイモン&ガーファンクルの、13週連続、通算33週1位を獲得している『明日に架ける橋』を蹴落として見事1位を獲得している。こんなヘヴィでダークなアルバムが1位を取るなんてイギリスも当時は病んでいたのではないだろうか。ロック・リスナーにとっては名盤かもしれないが、サイモン&ガーファンクルを蹴落としてまで1位を取るなんてなかなかのものだ。それだけイギリス人の耳が確かだったのだろう。

今回は、そんな彼らの最高傑作との呼び声が高い『パラノイド』を紹介しよう。いきなり激重サウンドから始まる1「ウォー・ピッグス(War Pigs)」は、粘っこいオジーの独特のヴォーカルとトニー・アイオミの特徴あるギター・リフ、ギター・ソロが聴きもので8分弱という長さを感じさせない。2「パラノイド」はヒットするのも納得の出来である。3は捨てて、4「アイアン・マン(Iron Man)」のスローでヘヴィなサウンドを堪能して欲しい。5「エレクトリック・フューネラル(Electric Funeral)」もスローで呪術的なブラック・サバスらしいサウンドで始まり、2分当たりかいきなり激しくなり、またスローに戻っていくなかなかの佳曲だ。6「ハンド・オブ・ドゥーム(Hand of Doom)」はドラムが特に激しく、腹にズンズンくる。しかしちょっと静かな部分が多すぎる感じがする。ラストの8「フェアリーズ・ウェア・ブーツ(Fairies Wear Boots)」の長いイントロが異常にカッコいい。トニー・アイオミのギター、ギーザー・バトラーのベース、特にこの2人のサウンドは必聴。ぜひ大音量で聴いて欲しい名盤だ。

そしてオジーに代わって2代目ヴォーカリストを務めるのが、このブログの最初に紹介したロニー・ジェイムズ・ディオ(Ronnie James Dio)である。厳密には3代目だが。



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