2014年04月07日

グイード・ミスタのスタンド、セックス・ピストルズの元ネタ イギリスのパンク・ロック・バンド セックス・ピストルズ (Sex Pistols)

ブローノ・ブチャラティの部下の一人グイード・ミスタのスタンド「セックス・ピストルズ」の元ネタは、イギリスのパンク・ロック・バンド、セックス・ピストルズ (Sex Pistols)だ。

セックス・ピストルズの前身はヴォーカルのスティーヴ・ジョーンズ、ギターのウォーリー・ナイチンゲール、ベースのグレン・マトロック、ドラムのポール・クックの4人によって結成されたスワンカーズというバンドである。そしてウォーリーが脱退し、スティーヴジョーンズがヴォーカルからギターに替わり、そこにヴォーカルにジョニー・ロットンを、さらにギターにニック・ケントを迎え、1975年8月にセックス・ピストルズとして活動を開始する。しかし11月にはニック・ケントが、のちにダムドを結成する連中とサブタレイニアンズというバンドを結成するために脱退する。

そして4人になって彼らが実質的にデビューを飾るのが、ストリップ小屋のステージであった。そして76年9月には、ロンドンで行われたパンク・ロック・フェスティバルでダムド、クラッシュらと共演する。一躍注目を集めるようになった彼らは、10月にEMIと契約、11月には「アナーキー・イン・ザ・U.K.」でデビューし、5万枚を売り上げ、チャートも最高16位を記録する。そしてイギリスの国営放送BBCテレビで放送禁止用語を言い、以後BBCへの出演を禁止され、「アナーキー・イン・ザ・U.K.」も放送禁止となる。この曲の過激な歌詞内容に触発されてストを起こす者もあらわれるなど、社会現象となる。そんな問題のためEMIは彼らとの契約を破棄し、バンドに多額の違約金を支払う。

そしてA&Mレコードが彼らとの契約を発表し、同時に「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」を発表するが、同社所属の他のアーティストがこの英国女王を侮辱する歌詞内容に反発したために数日後には彼らとの契約を解除すると発表。直後グレン・マトロックが脱退し、元々セックス・ピストルズの熱狂的なファンであったシド・ヴィシャスを新しいベーシストとして迎える。

そして5月にようやく1972年に創立されたばかりのヴァージン・レコードと契約し、すぐに発売された「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」は見事全英チャートの2位を記録する。これは、この曲が発売直後BBC、民放ともに放送禁止になったにもかかわらずの快挙だった。そして7月には早くもヴァージンからの第二弾シングル「プリティ・ヴェイカント」を発表し、初登場16位、最高6位を記録する。そして10月には待望のデビュー・アルバム『勝手にしやがれ!!(Never Mind the Bollocks)』を発表。翌78年1月にはアメリカでデビュー・ツアーを行うが、ツアー途中のウィンターランドでの公演直後ジョニー・ロットンが脱退表明し、実質的にバンドは解散となる。

このように当時の出来事を書いていると「どんなに過激なバンドであったのか?」と感じる。しかし今の若い人がこのアルバムを聴いてもさほどの衝撃は受けないだろう。普通にポップなアルバムだと思うかもしれない。個人的にはジョニー・ロットンのヴォーカルは聴いていると疲れるのであまり好きではない。あの抑揚のない歌い方がどうも馴染めないのが正直な意見だ。それに彼からはパンクの初期衝動である社会に対する怒りのようなものは感じられない。彼はパンクを装っていたのではないだろうか。それに非常に計算高くしたたかな人物なのではないかと思える。このバンドで真にパンクを体現していたのは、21歳という若さでこの世を去ったシド・ヴィシャスだけではないだろうか。


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