2014年04月18日

ギアッチョのスタンド、ホワイト・アルバムの元ネタ ザ・ビートルズのアルバム『ザ・ビートルズ』通称ホワイト・アルバム1枚目

ギャング組織「パッショーネ」の暗殺専門部隊の一人ギアッチョのスタンド「ホワイト・アルバム」の元ネタは、ザ・ビートルズ(The Beatles)の9枚目の彼ら唯一の2枚組アルバム『ザ・ビートルズ』通称ホワイト・アルバムだ。

ビートルズの経歴は今更なので語らないでおこう。このブログ3度目の登場になるビートルズの唯一の2枚組アルバムにして、彼らが設立したレーベル、アップルからの第1弾アルバム『ザ・ビートルズ』、真っ白のジャケットから通称ホワイト・アルバムと呼ばれる作品が今回の元ネタだ。この作品は本国イギリスでは合計8週1位、アメリカでは合計9週1位を獲得し、全世界で900万セット以上売り上げている。発売された当時は通し番号がジャケットに振られており、ジョン・レノンがA1を所有していて、現在はリンゴ・スターが所有している。彼らの中で1番の名盤にあげる人も少なくないが、個人的には駄曲も多い作品だと思う。ビートルズというだけでみんな名盤と思ってしまう感がある。

1枚目1曲目の「バック・イン・ザ U.S.S.R.(Back in the U.S.S.R.)」はチャックベリーの「バック・イン・ザ・USA」が下敷きになっており、コーラスの部分はもろビーチボーイズというパクリ全開の曲だが、なぜかビートルズの名曲として成立している。ちなみにこの時ドラムのリンゴ・スターは一時期バンドを脱退している。一時期といっても10日程なので脱退といえるかどうか。しかし残る3人は変わらずレコーディングをしている。ポール・マッカートニーがドラムを叩いて、そこにジョン・レノンとジョージ・ハリスンのドラムもオーヴァー・ダビングして完成させている。次の曲でもポールがドラムを叩いている。

そして3曲目「グラス・オニオン(Glass Onion)」でリンゴが復帰して彼のドラムの凄さを認識させられる。歌詞が秀逸で、彼らの曲名がところどころにちりばめられており、ジョンの遊び心が満載だ。そしてエンディング部分の不気味な音から急に明るくなり名曲「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ(Ob-La-Di,Ob-La-Da)」に突入していく。この曲は学校の音楽の教科書にも載っていたので聞いたことがある人も多いと思う。車のCM(ホンダのステップワゴン)でもユッスー・ンドゥールのカヴァー・ヴァージョンが流れていたので覚えているだろう。しかし海外ではワースト・ソングとされているらしいが理解できない。次の50秒ほどの曲はいらない。オノ・ヨーコがコーラスで参加している次の曲もはっきり言っていらない。

次のジョージ・ハリスンの7「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス(While My Guitar Gently Weeps)」は文句なく名曲だ。ギターを弾いているのがジョージの親友エリック・クラプトンで、彼の泣きのギターがたまらない。噂によると泣きのギターをジョージがうまく弾けなかったのでクラプトンに頼んだとか。自分のことを「エコノミークラスのビートルズ」と卑下していたが、この曲でその才能は開眼したのでは。次の曲もジョンの駄曲だ。

9「マーサ・マイ・ディア(Martha My Dear)」はポール一人で作った曲をプロデューサーのジョージ・マーティンが巧みにアレンジしている。いかにバンドがバラバラだったかを象徴する曲だ。タイトルもポールの当時の愛犬の名前が使われているようにポールのソロ曲と認識したほうがいい。次の曲もジョンのパッとしない曲だ。次の11「ブラックバード(Blackbird)」もポールの単独曲だが、これが素晴らしい。アコースティックギターの調べが心を落ち着かせてくれる。

12「ピッギーズ(Piggies)」はジョージ・ハリスンの曲だが、ジョンの穴を埋めれることを示す曲になっている。それぐらいこの時期のジョン・レノンは駄目だった。次の曲はポールにしては平凡な出来だ。次の14「ドント・パス・ミー・バイ(Don't Pass Me By)」は初めてリンゴがちゃんと書いた曲だが、穴埋め程度の曲だろう。次の曲もリンゴがドラムを叩いている以外ポールがすべて一人で演奏したちょっと単純な曲だ。

次の16「アイ・ウィル(I Will)」はポールが67回も録りなおした、渾身の1曲だ。ジョンがパーカション、リンゴがシンバル、マラカスで参加。本当にこの時期のポールは充実していて、次から次に曲が頭に浮かんできているようだ。1枚目のラストを飾る「ジュリア(Julia)」はジョンのが一人で録った曲だが、やっぱり冴えない。ジュリアは彼の母親の名前だが、歌詞にOcean Childと出てきて直訳すると「洋子」となり、オノ・ヨーコへの愛を歌った曲らしい。この時期のジョンはずっとこんな調子だ。

2枚目の1曲目「バースデイ(Birthday)」は、ポール・マッカートニーが誕生日の定番ソングを作ろうと思ったようだが、かなり激しい演奏の楽曲に仕上がっている。冒頭のギター・リフが非常に印象的で、そこにリンゴ・スターのパワフルなドラムが炸裂する。リンゴはあまりパワフルなドラマーのイメージはないが、この曲はなかなか激しい。この時期にしてはメンバー全員が非常にまとまっている印象を受ける。

2曲目「ヤー・ブルース(Yer Blues)」はタイトル通りのブルース・ナンバーだがビートルズはあまりブルースが似合わないように思える。ローリング・ストーンズの方が数段黒いブルースを聞かせてくれる。次の3「マザー・ネイチャーズ・サン(Mother Nature's Son)」にはポール以外のメンバーは参加しておらず、ポール一人が多重録音で仕上げた楽曲である。ポールのアコースティック・ギターの調べがほのぼのしていて、いい雰囲気をかもし出している。何人かこの曲をカヴァーしているが、変わったところで日本の女性アーティスト、鬼束ちひろがアルバムでこの曲をカヴァーしている。

次の曲はジョン・レノン作だが、またオノ・ヨーコの視点が入っていてあまり好きになれない。5「セクシー・セディー(Sexy Sadie)」は、当時彼らが傾倒していたインドの導師マハリシ・マヘシ・ヨギに対する怒りのメッセージをジョンが書いたものだが、歌詞内容がわからなければ、なかなかゆったりした、いい感じの曲だ。

6「ヘルター・スケルター(Helter Skelter)」は彼らの曲の中で一番騒々しく、激しい作品ではないだろうか。この曲は当時一番激しいバンドと認知されていた、イギリスのロック・バンド、ザ・フーに触発されてポールが書いたといわれている。この曲も数多くのアーティストがカヴァーしており、代表的なところで、モトリー・クルー、エアロスミス、ボン・ジョヴィ、オアシス、ステレオフォニックスなどがいるが、個人的には、U2がアルバム『魂の叫び(Rattle and Hum)』の1曲目で披露しているライヴ演奏がお気に入りだ。次の曲はジョージ・ハリスン作だが、ジョン不参加のたいしたことない静かな曲という印象しかない。

8「レヴォリューション1(Revolution 1)」は「レヴォーリューション」のスロー・ヴァージョンだが個人的にはこのテンポのヴァージョンは好きにはなれない。やっぱり『パスト・マスターズ Vol.2』に収録されてるヴァージョンがいいのではないか。次の9「ハニー・パイ(Honey Pie)」は古きアメリカの風景が目に浮かんできそうなディキシーランド・ジャズ風の楽曲である。次の10「サヴォイ・トラッフル(Savoy Truffle)」は7曲目と同様ジョン不参加のジョージの曲だが、イギリスの名音楽プロデューサー、クリス・トーマスがオルガンで参加しており、ジョンの不参加をジョージの才能が完全に埋めているビートルズらしい曲だと思う。はっきり言ってジョンは脱退しても問題なくバンドは存続したのではないかと思わせる。

次の曲はジョンが一人で作詞、作曲した曲だが、あまりこのアルバムでの必要性を感じない。次の12「レヴォリューション9(Revolution 9)」は、このアルバムで一番ゴミみたいな曲だ。曲にはなっていないが。ずっと「ナンバー・ナイン」というフレーズが耳につく、前衛かなにか知らないが、全く理解できない8分間だ。これは本当にいらない。そしてラストの13「グッド・ナイト(Good Night)」はジョンが作詞、作曲しているがヴォーカルはリンゴのみで、あとはオーケストラの演奏のみという、もはやビートルズのかけらもない曲だ。これがエンディング曲というのは納得いかない。

今回改めて聴いてみて思ったのは予想以上に駄曲が多かったことだ。プロデューサーのジョージ・マーティンも語っているように、このアルバムは曲を絞って1枚にまとめた方がよかったのではないかと思われる。


posted by captainhiltz at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ロック/ポップス ビートルズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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