2014年04月21日

ディアボロのスタンド、キング・クリムゾンの元ネタ イギリスのプログレッシヴ・バンド キング・クリムゾン(King Crimson)

ギャング団「パッショーネ」のボス、ディアボロのスタンド「キング・クリムゾン」の元ネタは、イギリスのプログレッシヴ・バンド、キング・クリムゾン(King Crimson)だ。

キングクリムゾンの前身は、ギターのロバート・フリップ、ドラムのマイケルとベースのピーターのジャイルズ兄弟の3人で1967年に結成した、ジャイルズ・ジャイルズ&フリップというバンドであり、彼らは翌年アルバム『ジャイルズ・ジャイルズ&フリップ』を発表する。ヴォーカルを中心としたトータル・アルバムで、ジャケットもほのぼのしたもので、クリムゾンのような異彩を放っていない。その結果、このアルバムは全く売れなかった。全世界で600枚しか売れなかったとか。

その後、サックス、フルート、キーボード、ヴィブラフォーンをこなすマルチ・プレイヤー、イアン・マクドナルド、健康上の理由で脱退したピーター・ジャイルズに替えてボーカル兼ベースのグレック・レイクを加え、そこにイアン・マクドナルドが、アコースティック・バンド、インフィニティで活動していた作詞担当のピート・シンフィールドを連れてくる。この第1期メンバーが揃ったところでバンド名をキング・クリムゾンとする。

そして1969年にEGマネージメントと契約し、当時人気のあったクラブ、スピーク・イージーなどでライヴを重ね、アンダー・グラウンドでの人気を高めていく。そんな彼らが一般大衆の前に姿を現したのが、69年の7月にローリング・ストーンズの元メンバー、ブライアン・ジョーンズの突然の死去により行われた追悼コンサートでのステージであった。オープニング・アクトとして登場した彼らは、その完成度が高いステージによって、メインのストーンズを食ったと言われている。

そして69年の10月にアイランド・レコードからデビュー・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿(In The Court Of The Crimson King)』を発表する。よくこのアルバムがビートルズの『アビイ・ロード』を蹴落として1位を獲得したという話があるが、ちょっと真実とニュアンスが違っているようだ。どうも地方のマイナーなチャートの話らしい。実際には全英チャート5位、全米チャート28位というのが記録だ。

今回は、そんな彼らがロック界に衝撃を与えた1stアルバム『クリムゾン・キングの宮殿』を紹介しよう。まずインパクト大のジャケットが非常に印象的である。ロック・アルバムの中でもベスト3に入るぐらいのインパクトのあるジャケットである。1度見たら誰も忘れないだろう。

そして内容もまず1「21世紀のスキッツォイド・マン(21st Century Schizoid Man including Mirrors)」の衝撃度は最初聴いた時かなりのものだった。個人的には昔の邦題「21世紀の精神異常者」のほうがしっくりくるのだが、今ではこの表記は色々と問題があるのだろう。10年ぐらい前にトヨタのCMで使われていたので聞いたことがある人は多いと思う。CMで流れた時もかなりのインパクトだった。なんと言ってもグレック・レイクの加工されたヴォーカルが耳をつんざき、そこにロバート・フリップのへヴィでノイジーなギターが絡み、さらにイアン・マクドナルドの素晴らしいサックスが合わさり、中間部ではほとんどフリー・ジャズ状態になる。とにかくこの曲はインパクトが半端じゃない。しかしそれ以降は牧歌的で美しいメロディの曲が3曲続き、そしてラストに壮大なタイトル曲の「クリムゾン・キングの宮殿」がくる。2曲目以降がプログレらしさが出ているのだろうが、個人的にはちょっと退屈と感じる時もある。やっぱり1曲目のような激し目の曲がもう1曲ぐらいほしかった。1曲目を聴くためだけに買っても損はないだろう。


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