2014年04月22日

スクアーロのスタンド、クラッシュの元ネタ イギリスのパンク・バンド ザ・クラッシュ(The Clash)

ギャング団「パッショーネ」のボス、ディアボロ直属親衛隊の一人スクアーロのスタンド「クラッシュ」の元ネタは、イギリスを代表するパンク・バンド、ザ・クラッシュ(The Clash)だ。

ザ・クラッシュの前身は、ギターのミック・ジョーンズが結成したロンドンSSというバンドである。このバンドのヴォーカル・オーディションを受けに来たのがポール・シムノンであるが結局合格はしていない。このバンドに在籍していたメンバーに、クラッシュの初期ドラマー、テリー・チャイムズ、のちにパンク・バンド、ザ・ダムドを結成するギタリストのブライアン・ジェイムスや、のちにパンク・バンド、ジェネレーションXを結成し、その後ジグ・ジグ・スパトニック、シスターズ・オブ・マーシーというバンドで活躍するベーシストのトニー・ジェイムスがいる。

その後ロンドンSSを解散したミック・ジョーンズは、ドラマーにテリー・チャイムズ、オーディションで知り合ったポール・シムノンをベースに、そしてのちにパブリック・イメージ・リミテッドをセックス・ピストルズのジョン・ライドンと共に結成するギターのキース・レヴィンを加えてハードドロップスを結成する。そこで彼らはヴォーカリストを探すことになり、当時そこそこ人気のあったパブ・ロック・バンド、The 101'ersで活躍していたジョー・ストラマーが加わる。

そしてハードドロップスをザ・クラッシュと改めた彼らは活動をスタートさせる。しかしテリー・チャイムズはすぐに脱退し、1976年12月におこなわれたセックス・ピストルズの『アナーキー・ツアー』のサポート・アクトを務めた時はロブ・ハーパーがドラムを叩くが彼もすぐに脱退し、そして1stアルバム『白い暴動(The Clash)』のレコーディングのために再びテリーチャイムズが呼び寄せられる。その後再びテリーは脱退、そしてキース・レヴィンは解雇。そしてアルバム発表後トッパー・ヒードンが正式なドラマーとして落ち着き、4人で活動していくことになる。

今回紹介するのは、そんな彼らの記念すべきデビューアルバム『白い暴動』である。この作品は当初アメリカでは発売されておらず、輸入盤という形で10万枚を売り上げている。アメリカでは2ndアルバムの『動乱(Give 'Em Enough Rope)』が1stとして発売され、『白い暴動』は2ndとして発売され、タイトルも『パール・ハーバー'79』というダサいもので、曲順や曲目も微妙にイギリス盤と違っている。ちなみに日本盤はイギリス盤を採用している。

とにかく彼らの怒り、葛藤、希望などあらゆる感情が凝縮されたデビュー・アルバムである。パンク・バンドそのものを体験できる歴史に残る名盤だ。個人的にはセックス・ピストルズのヴォーカルは聴いていて疲れるので嫌いだが、その点クラッシュは非常に聴きやすい。パンク・バンドをただのやかましい音楽と思っている人にはぜひ彼らの音楽を聴いて欲しい。曲自体は非常にポップだ。個人的にオススメは6、7、10、13、14以外だが、特に1曲目から5曲目までのたたみ掛けるような勢いがすばらしい。そしてLondon's Burningというヴォーカルから入る8曲目の「ロンドンは燃えている!(London's Burning)」が最高だ。正直に言って、あまりにもよく聴きすぎて、この曲がオススメというのは難しい。捨て曲なしと言っても過言ではない。


ラベル:クラッシュ
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