2014年05月29日

ラング・ラングラーのスタンド、ジャンピン・ジャック・フラッシュの元ネタ ザ・ローリング・ストーンズの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ(Jumpin' Jack Flash)」

男囚ラング・ラングラーのスタンド「ジャンピン・ジャック・フラッシュの元ネタは、ザ・ローリング・ストーンズのシングル曲「ジャンピン・ジャック・フラッシュ(Jumpin' Jack Flash)」。

ローリング・ストーンズが1968年に発売したシングル「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」は、オリジナルアルバムには収録されておらず、アルバムに初収録されたのが『スルー・ザ・パスト・ダークリー(ビッグ・ヒッツ Vol.2)(Through The Past, Darkly (Big Hits Vol. 2))』である。ローリングストーンズについては第5部のブローノ・ブチャラティスコリッピの時に触れているのでそちらを参考にしていただきたい。

「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」は、「サティスファクション」と共に彼らを代表する名曲であり、ロックを代表する名曲といっても過言ではないだろう。この曲の印象的なリフはベースのビル・ワイマンが思いついたと主張しているが、この曲のクレジットはミック・ジャガー・キース・リチャーズとなっている。ミック・ジャガーはビルの主張を認めていないが、どちらが真実かは明らかではない。この曲が発表された時の彼らの状況をすこしおさらいしておこう。

この曲が発売される前年にミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ブライアン・ジョーンズの3人がドラッグで逮捕されているというのが大きな出来事である。ブライアンに至ってはこの年に2度の逮捕と、神経衰弱による2度の入院があり、この頃すでに、のちに起こる破滅への道を彼は歩み始めていた。そしてそんな時期に発表された『サタニック・マジェスティーズ(Their Satanic Majesties Request)』は評論家から非難され、あのビートルズのジョン・レノンからも徹底的にこき下ろされる。内容は次のようなものだった。「ビートルズのサージェントに応えようとした悲しく下手くそな構想の麻薬にいかれた試みである。」というものだ。それに対してストーンズも「俺たちは売れる音楽を書いているわけじゃない、書きたいものを書いているんだ。」と反論しているが、言い訳のように聞こえなくもない。しかし世間的には全米2位、全英3位と確かな結果を残し、商業路線ではないことを考えると満足のいく成績だったのではないだろうか。

そんな内容的には失敗作であった『サタニック・マジェスティーズ』を払拭するためにも、彼らは是が非でもヒット曲が欲しかった。そんな時に生まれたのが、今回の元ネタの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」である。そして見事全米3位、全英1位を記録するヒットになる。そしてこの後発表された『ベガーズ・バンケット(Beggars Banquet)』以降、彼らは絶頂期をむかえることに。

この曲は1986年にウーピー・ゴールドバーグ主演の映画、その名も『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』の主題歌として起用されたり、他にもロバート・デ・ニーロ主演の『ミーン・ストリート』、ジェーン・フォンダ主演の『帰郷』にも起用されている。そしてアレサ・フランクリンを筆頭に多くのアーティストがカヴァーしている。ちょっと挙げればジョニー・ウィンター、レオン・ラッセル、ピーター・フランプトン、モーター・ヘッド、アイク・アンド・ティナ・ターナーなどである。ロックからR&Bのアーティストまで幅広くカヴァーされており、この曲がいかに名曲かということを証明している。


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