2014年06月09日

DアンGのスタンド、ヨーヨーマッの元ネタ 中国系アメリカ人の世界的チェロ奏者 ヨーヨー・マ

男囚DアンGのスタンド「ヨーヨーマッ」の元ネタは、中国系アメリカ人の世界的チェロ奏者、ヨーヨー・マ。

今回はクラシック音楽ということで、このブログを読んでくれている人はあまり興味がないジャンルかもしれない。今回の元ネタになっているヨーヨー・マは、指揮者で作曲家の父親と声楽家の母親の間に1955年のフランスのパリで生まれた子供である。3歳の時からピアノを習い、驚異的な早さで上達していったという。赤ん坊の時からレコードや、父親や姉の演奏でクラシック音楽に親しんでいた彼にとっては当然のことだったのかも知れない。姉と同じようにヴァイオリンをやらせようとした両親に、「ヴァイオリンの音は好きじゃない。大きい楽器をやりたい。」と言い、4歳の時よりチェロを父親に習い始める。

5歳の時には発表会でバッハの『無伴奏チェロ組曲』第3番を披露することになった時、全6番すべて演奏したいと強く主張したと言う。結局、発表会では1時間近く演奏し、拍手喝采をあびる。そして彼が7歳の時に一家はニューヨークへ移住する。そして世界的チェロ奏者パブロ・カザルスの前で演奏する機会を得る。カザルスの紹介で世界的指揮者レナード・バーンスタインが司会を務めるテレビ番組への出演が決まる。その放送はアメリカ中で評判となり、ヨーヨー・マの名前は一躍広まることになる。そしてケネディ大統領の前で演奏することになる。この時の慈善コンサートの司会を務めたのも、バーンスタインである。そしてその後も練習をつみ、1982年にチェロの代表曲、バッハの『無伴奏チェロ組曲』を初めて録音する。そして1994年から97年にかけて録音されたのが、今回あげている2度目の『無伴奏チェロ組曲』である。

チェロと言えばこの曲というぐらい、チョロの音色を堪能できる作品である。そしてこの曲を発掘したのがカザルスであり、この曲の代表的な名盤とされているのが彼の録音した『無伴奏チェロ組曲』である。彼はこの曲の楽譜を13歳の時に楽譜屋で見つけたと言う。当初は練習曲と思われていたものを彼が名曲として世に知らしめたのである。カザルスの演奏は音こそ古いが、崇高で重厚な感じがする。一方ヨーヨー・マのほうは、クラシックの評論家からはあまり認められていないようだ。しかしクラシックをそれほど聞き込んでいるわけではない私は、充分名盤として通用すると思ってしまう。個人的にはこの曲は好きなので何種類かのCDを持っているが、一番のお気に入りやピエール・フルニエの録音だ。チェロのあの重低音が好きな人には堪らない曲だと思う。

その後ヨーヨー・マは2009年のオバマの大統領就任式典にて演奏したのだが、実際は事前に録音したものを放送したようで、賛否両論だったようだ。そして2010年には大統領自由勲章を授与している。


posted by captainhiltz at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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