2014年06月30日

ジャイロ・ツェペリの愛馬ヴァルキリーの元ネタ ワーグナー作曲のオペラ『ニーベルングの指環』の第2部「ワルキューレ」の英語読み

『スティール・ボール・ラン』の主人公の1人ジャイロ・ツェペリの愛馬「ヴァルキリー」の元ネタは、クラシック音楽のドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーが作曲した大作オペラ『ニーベルングの指環』の第1夜「ワルキューレ」の英語読み。ツェペリの元ネタは、もちろんレッド・ツェッペリンだが、こちらはツェペリ男爵の時に説明済みである。ジャイロは、おそらく野球の変化球の一種ジャイロボールから来ているのだろう。しかしその球種はいまいちはっきりしない。人によって見解はいろいろだ。参考までにダルビッシュ有は「カットボールorスライダーの抜けただけの球」と説明している。

ヴァルキリーの英語読み「ワルキューレ」は、ドイツの作曲家ワーグナーが1874年に完成させた大作オペラ『ニーベルングの指環』の序夜「ラインの黄金」に続く第1夜「ワルキューレ」の第2幕に登場する。この物語では、ワルキューレとは戦死した勇士を戦場から神々の宮殿ヴァルハラへ運ぶ役目を担った女性の神で、北欧神話に登場する半神のことである。ここでは神々の長ヴォータンの娘で、ワルキューレの1人であるブリュンヒルデが、非常に重要な役割を担っている。

この『ニーベルングの指環』は、一つの指輪をめぐっての神々の欲望がうずまいた駆け引きがつづられている。主に神の世界が話の中心であるが、最後にはこの神々の世界が滅び、新しく人間の世界が訪れるというものだ。この話の主人公ジークフリートは、第2夜から登場しない。なぜなら彼がまだ生まれていない時の話が、「ラインの黄金」、「ワルキューレ」と続くのだ。そしてジークフリートとワルキューレの1人ブリュンヒルデの話が「ジークフリート」、「神々の黄昏」と続く。

このオペラをワーグナーは、台本だけで4年、作曲で9年余りを費やしている。1853年から作り始め、57年から69年まで中断し、その間に『トリスタンとイゾルデ』、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』という名作オペラを作り、そして再開して1874年に完成させている。そして1876年には、バイエルン国王のルートヴィヒ2世の援助を受けて、このオペラを上演するためにバイロイト祝祭劇場を建設する。そしてここで毎年行なわれるのがバイロイト音楽祭である。その記念すべき第1回の音楽祭で上演されたのが『ニーベルングの指環』だ。この作品を上演するには、間に2回の休日をはさむため、演奏には少なくとも6日間を要し、演奏時間もトータルで15時間近くを必要とする、超大作オペラだ。

そしてこの「ワルキューレ」で1番有名なのが、第3幕の「ワルキューレの騎行」だろう。この曲は、名作『ゴッドファーザー』の監督フランシス・フォード・コッポラが撮ったベトナム戦争映画『地獄の黙示録』で使用されて非常に印象的だった。多分この曲のイントロは誰でも聞いたことがあるのではないだろうか。


posted by captainhiltz at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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