2014年07月09日

スティーブン・スティールの元ネタ アメリカのシンガー・ソングライター、ギタリスト スティーヴン・スティルス(Stephen Stills)

「スティール・ボール・ラン」レースの主催者スティーブン・スティールの元ネタは、アメリカのシンガー・ソングライターでギタリストのスティーヴン・スティルス(Stephen Stills)。スティーブンスティールの目ぼしい商品が無かったので、このレースの優勝トロフィーを挙げておこう。

1945年にアメリカはテキサス州のダラスに生まれた彼は、軍人の父親の仕事の関係でアメリカ各地や中米を転々としている。その各地でのブルース、フォーク、ラテンといった音楽体験がのちの彼に大きく影響を及ぼすことに。少年時代には転居先のフロリダ州のゲインズヴィルで、のちにイーグルスで活躍するドン・フェルダーと知り合いバンドを組んでいる。その後フロリダ大学に進学するが、音楽への道へ進むために中退する。そしていくつかのバンドを経て、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジを活動の拠点にし、リッチー・フューレイらと共に、有名なナイト・クラブCafe Au Go Goの専属バンドAu Go Go Singersという9人編成のコーラス・グループを結成する。このグループはアルバム1枚を残し解散する。そしてリッチー・フューレイらと新たに、ザ・カンパニーというフォーク・ロック・バンドを結成し、ツアー先のカナダでニール・ヤングと出会う。しかしこのバンドも数ヶ月で解散し、リッチー・フューレイとロサンゼルスに向かい、ニール・ヤングと偶然再会し、新バンド結成の構想を練る。

そして1966年に結成されたのが、バッファロー・スプリングフィールド(Buffalo Springfield)である。名作2ndアルバム『バッファロー・スプリングフィールド・アゲイン』を含め3枚のアルバムを発表しただけで解散してしまう。このバンドの後半には第2部のメッシーナの時に触れた、ジム・メッシーナも参加している。

そして1968年の解散と次のバンドの結成の間に、マイク・ブルームフィールドとアル・クーパーのセッション・アルバム、その名も『スーパー・セッション』を発表。その後元バーズのデヴィッド・クロスビー、元ホリーズのグラハム・ナッシュの3人でクロスビー、スティルス&ナッシュ(Crosby, Stills & Nash)を結成し、翌69年にデビュー・アルバム『クロスビー・スティルス&ナッシュ』を発表する。さらにニール・ヤングを加えてバンド名もクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングとなった彼らは、名作『デジャ・ヴ(Deja Vu)』を発表するが、ニール・ヤングは1年ほどで脱退する。そして彼らも素晴らしいライヴ・アルバム『4ウェイ・ストリート(4 Way Street)』を残して、実質的に解散する。のちに4人で88年と99年に再結成しているが、あまり聴く気にはならない。ニール・ヤングが抜けたクロスビー、スティルス&ナッシュはその後も活動を続け、77年に『CSN』、82年に『デイ・ライト・アゲイン』、ライヴ盤をはさんで94年に『アフター・ザ・ストーム』を発表している。

そして『デジャ・ヴ』の数ヵ月後の70年11月に発表されたのが、今回挙げている彼の初ソロ・アルバムである。曲も粒ぞろいだが、やっぱりゲスト陣に触れないわけにはいかないだろう。まず当時のバンドから、デイヴィッド・クロスビーとグラハム・ナッシュ、そしてなんとジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、リンゴ・スター、リタ・クーリッジ、ブッカー・T・ジョーンズと超豪華。最後の2人はあまり知られていないか。そんな豪華なゲスト陣を迎えてスティーヴンもハイ・テンションになったのか。とにかく、ヴォーカル、ギター、キーボード、ベース、パーカッションと大張り切り。特に1曲目の「愛への讃歌(Love The One You're With)」の盛り上がりは、コーラスも含めて半端じゃない。個人的にはジミ・ヘンドリックス参加の4「追憶(Old Times Good Times)」がお気に入りだ。スティーヴンのギターの弾き語りのブルージーな8「Black Queen」も魂がこもっていて素晴らしい。アップテンポの9「Cherokee」もサックスなどが入っていて音に厚みがあって非常にカッコいい。ジャケットを見ると地味だが、なかなかの傑作だ。参加メンバーからもわかるように、ギターがかなりカッコよくてしびれる。


posted by captainhiltz at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ロック/ポップス その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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