2014年07月16日

ポコロコのスタンド、ヘイ・ヤーおよび愛馬ヘイ! ヤア!の元ネタ アメリカのヒップ・ホップ・デュオ アウトキャスト(OutKast)の楽曲「Hey Ya!」

ポコロコのスタンド「ヘイ・ヤー」および愛馬「ヘイ! ヤア!」の元ネタは、アメリカのヒップ・ホップ・デュオ、アウトキャスト(OutKast)の2枚組アルバム『Speakerboxxx/The Love Below』の『The Love Below』の9曲目「Hey Ya!」。

同じ1975年にアメリカはジョージア州のアトランタに生まれた、本名アンドレ・ローレン・ベンジャミン(L.A.ベンジャミン)ことアンドレ・3000と、本名アントワン・アンドレ・パットンことビッグ・ボーイの2人が同じ高校で出会い結成したのが、アウトキャスト(OutKast)である。この2人の名前は、のちにこのジョジョのシリーズに出てくるブンブーン一家の元ネタにもなっている。そんな2人はミックス・テープの制作をはじめ、1994年にデビュー・アルバム『ストリートの掟(Southernplayalisticadillacmuzik)』を発表し、シングル「Player's Ball」ラップシングルチャートで1位を獲得したのも手伝って、いきなりプラチナ・アルバムを獲得する。このころはまだ非常にシンプルで、サザン・ソウルをうまく取り込んでいた。

そして96年に発表した2ndアルバム『反逆のアトランタ(Atliens)』では、アトランティスの預言者より特殊な力を与えられた彼らがノサムリという邪悪なエイリアンと戦うというSFをコンセプトに作品を仕上げている。タイトルもアトランタとエイリアンを足した造語になっている。内容はジャジーだが、どこかダークな感じのするスペーシーなサウンドになっている。ギター、ドラム、オルガンの生楽器が非常に効果的に使用されている。2作目にして早くも彼らのカラーを打ち出したクオリティの高い作品である。売り上げもダブル・プラチナを獲得。

98年に発表した3rdアルバム『アクエミナイ(Aquemini)』では、Pファンクの巨人、ジョージ・クリントンが参加している曲もあったり、この少し前に結婚したアンドレ3000の妻でR&Bシンガーのエリカ・バドゥ、第3部のオランウータンの時に紹介したヒップ・ホップ集団、ウータン・クランからレイクウォンが参加したりと非常に豪華だ。サウンドは前作と大幅に変わっているわけではないが、南部の香りが漂うファンク・サウンドは相変わらず素晴らしい。こちらもダブル・プラチナを獲得。

そして2000年に発表した4thアルバム『スタンコニーヤ(Stankonia)』によって遂に彼らは突き抜ける。発売1週間で50万枚以上を売り上げ、ビルボードでは初登場2位を記録し、その後4×プラチナムに認定される。さらに、このアルバムはグラミー賞も獲得している。あのベック(ジェフ・ベックではない)もお気に入りというだけあって、ロック・リスナーでも聴ける作品だ。サザン・ソウルとGファンクの融合がこの作品でほぼ完成したのでは。前作も質の高いアルバムだったが、本作もそれに勝るとも劣らない出来である。

そして2003年に発売されたのが、今回の元ネタになっている曲「Hey Ya!」が収録された2枚組大作『Speakerboxxx/The Love Below』である。アンドレ・3000、ビッグ・ボーイそれぞれがアルバム1枚を担当しており、今回の元ネタ曲はアンドレ・3000が作った『The Love Below』の9曲目に収録され、ビルボードのシングルチャートで見事1位を獲得し、9週間居座った。アルバムも全米、全英ともに1位を獲得し、アメリカだけで1000万枚以上を売り上げ、彼らの作品で最も売れたアルバムとなった。グラミー賞でも3部門を受賞する。『The Love Below』は、R&B/ソウル色やジャズっぽい部分もあり、ヒップ・ホップとしてジャンル分けできない感じがする。特に「Hey Ya!」は非常にノリノリのポップで、ヒップ・ホップと意識せずに聞けるだろう。個人的には、ヴォーカルは入ってないが18「My Favorite Things」が大好きだ。この曲はジャズのスタンダードをドラムン・ベースでアレンジしていて、尋常じゃないほどカッコいい。このように2人が違う方向に進み始めている感じで、2006年にアルバムを発表して以降、今は活動を休止してアンドレ・3000は俳優方面で活動し、ビッグ・ボーイはソロとして2枚アルバムを発表している。


ラベル:ヘイ・ヤー
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