2014年01月12日

エシディシ

エシディシ:元ネタ AC/DC(エーシー/ディーシー)
ジョジョの奇妙な冒険 第7巻 「究極戦士ワムウの巻」に登場

超像可動 「ジョジョの奇妙な冒険」第二部 46.エシディシ(荒木飛呂彦指定カラー)



地獄のハイウェイ



エシディシの元ネタ、AC/DC『地獄のハイウェイ(Highway to Hell)』。
AC/DCはアンガス・ヤング、マルコム・ヤングのヤング兄弟を中心に1973年にオーストラリアで結成された、ハード・ロック、ヘヴィ・メタル・バンド。結成当時はバンド・メンバーが入れかわり安定しなかったが、ヴォーカルにボン・スコットを迎えて1stアルバム『ハイ・ヴォルテージ』を発表する頃からようやくバンドとして安定していく。そして1979年に6thアルバム『地獄のハイウェイ』の発表により世界的な成功を収めることになる。しかしこの次の年ボン・スコットが突然亡くなってしまうのである。死因については色々な噂が飛び交っていた。その後バンドは解散をも考えたみたいだが、新しいヴォーカリスト、ブライアン・ジョンソンが加入して彼ら最大のヒット・アルバム『バック・イン・ブラック』を発表するのである。チャートこそ全米4位、全英1位だが売り上げが現在までで全世界で4900万枚を超えるセールスを記録している。しかしこの新ヴォーカルの歌声は独特で鶏の首を締め上げたら出てくるような声で一般受けするようなものではないのだが。その後もコンスタントに傑作、良作を世に送り出している。紹介している『地獄のハイウェイ』は非常にノリのいい、わかりやすいロック・アルバムだし、このアルバムと『バック・イン・ブラック』は本当にロック史に残る必聴の名盤だ。他にも、もし要望があれば紹介しようと思う。


2014年05月20日

サンダー・マックイイーンのスタンド、ハイウェイ・トゥ・ヘルの元ネタ オーストラリアのハード・ロック・バンド AC/DCのアルバム『地獄のハイウェイ(Highway To Hell)』

自殺未遂の常習者サンダー・マックイイーンのスタンド『ハイウェイ・トゥ・ヘル』の元ネタは、オーストラリアのハード・ロック・バンド、AC/DCのアルバム『地獄のハイウェイ(Highway To Hell)』。

第2部のエシディシの時にはサラッと触れたのでもう一度。1963年にスコットランドのグラスゴーからオーストラリアのシドニーに移り住んできたマルコムとアンガスのヤング兄弟によって1973年に結成された、現在も活動を続ける息の長いハード・ロック、ヘヴィ・メタル・バンドがAC/DCである。ちなみにこの兄弟のさらに上に兄がいて、そのジョージ・ヤングは世界的なヒット曲「Friday on My Mind」(オーストラリアのチャートで1位、全米チャートで最高16位)をもつイージービーツ(The Easybeats)というロック・バンドのリード・ギタリストとして活躍していた。そんな兄の影響もあって、自分たちもジョージを超えるヒット曲を出すという強い信念を持って活動を始める。

アンガスのリードギターとマルコムのリズムギターに加えて、ベースにラリー・ヴァン・クリート、ヴォーカルにデイヴ・エヴァンス、ドラムにコリン・バージェスという5人でAC/DCとしての活動をスタートさせたのが1973年の11月で、その年の12月31日に初ライヴを行っている。そしてオーストラリアのローカルレーベル「Albert Records」と契約するも、この頃はヤング兄弟以外はなかなかメンバーが安定せず、ドラマーのコリンは数週間しか在籍していない。

そして74年の4月にヴォーカルのデイヴ・エヴァンスに代わって新加入したのが、バンドの機材車の運転手をしていたボン・スコットである。翌75年1月にようやく1stアルバム『ハイ・ヴォルテージ(High Voltage)』をリリースする。12月には早くも2ndアルバム『T.N.T』をリリースする。この時のメンバーがアンガス兄弟に、ボン・スコット、ベースにマーク・エヴァンス、ドラムにフィル・ラッドという5人である。

1976年にはアトランティック・レコードと世界規模の契約を結び、レインボー、キッス、エアロスミスといったビッグ・バンドの前座を務めるようになり、一躍名前が世界に知られることになる。そしてこの年に『悪事と地獄(Dirty Deeds Done Dirt Cheap)』、翌77年に『ロック魂(Let There Be Rock)』、さらに翌78年に『パワーエイジ(Powerage)』とコンスタントにアルバムを発表するがチャート的には振るわなかった。

そして彼らの名を決定的にしたのが79年に発売された、今回の元ネタになっている『地獄のハイウェイ(Highway to Hell)』である。アメリカ・ビルボードで最高17位を記録し、売り上げも現在では全世界で700万枚以上というビッグ・ヒットに。そしてこの作品がヴォーカル、ボン・スコットの遺作となってしまう。彼は翌80年2月に突然亡くなってしまう。

とにかく1「地獄のハイウェイ(Highway to Hell)」の魅力に尽きる。非常にノイジーなギターとタイトなドラムで始まるミドル・テンポの楽曲で、サビの”Highway to Hell”はみんなで合唱できるほど覚えやすいメロディだ。そして2分10秒辺りからのギター・ソロに続いての大合唱を聴いていると、つい口ずさんでしまう。そして2「女たちのリズム(Girls Got Rhythm)」のちょっとテンポ・アップした曲が、執拗に同じギター・リフを刻みながら続いていく。次の3「地獄の絆(Walk All Over You)」はテンポが遅くなったり早くなったりするが、3分30秒辺りから始まるギター・ソロの疾走感はたまらない。一転して抑えた感じのヴォーカルから始まる4「タッチ・トゥー・マッチ(Touch Too Much)」はちょっと他の曲と違う雰囲気がある。そしてロックン・ロールのような5「闇から追い出せ(Beating Around the Bush)」に入っていく。6、7、8はちょっとマンネリを感じさせる同じようなリズムが続くがタイトなドラムは心地いい。6「ショット・ダウン(Shot Down in Flames)」は名曲と書かれていたりするが個人的にはちょっとインパクトに欠ける。そして9「ハングリー・マン(Love Hungry Man)」もサビが覚えやすく親しみやすい仕上がりだ。そしてラストを飾る10「夜のプローラー(Night Prowler)」はブルージーなギターが冴える、彼らの幅の広さを実感できる佳曲だ。

この後、さらに売り上げが爆発する『バック・イン・ブラック(Back in Black)』を、新ヴォーカル、ブライアン・ジョンソンを迎えて発表する。この2枚は誰もが認めるロックの名盤ではないだろうか。

2014年07月01日

ジャイロ・ツェペリのスタンド、ボール・ブレイカーの元ネタ オーストラリアのハード・ロック・バンド AC/DCのアルバム『ボールブレイカー(Ballbreaker)』

ジャイロ・ツェペリのスタンド「ボール・ブレイカー」の元ネタは、オーストラリアのハード・ロック・バンド AC/DCのアルバム『ボールブレイカー(Ballbreaker)』。

AC/DC、3度目の登場。詳しくは第6部のサンダー・マックイイーンの回を参考にしていただきたい。今回は1979年発売の『地獄のハイウェイ(Highway To Hell)』以降から。翌80年2月19日に、初代ヴォーカリストのボン・スコットが急死する。死因は睡眠中、嘔吐物を喉に詰まらせての窒息死であった。ドラッグの過剰摂取や自殺説まで噂が飛び交った。当初バンドは解散も考えたらしい。しかしボンはそのようなことは望んでいないだろうという結論に達し、継続することに。そして彼の後任のヴォーカリストを探すのだが、2人ほど打診するが断られてしまう。その後マネージャーに薦められて、日本では全く知られていないイギリスのバンド、Geordieでヴォーカルを務めていたブライアン・ジョンソンを迎えることに。知られていないがシンプルなロックン・ロールやブギをベースにした非常にキャッチーなバンドでブライアンもこの頃はバラードを歌い上げたりしていたが、AC/DCの姿からは想像つかない。当時流行していたグラム・ロックの旗手のような存在に祭り上げられていた。デビュー・アルバム『Hope You Like It』収録の「All Because Of You」は名曲ではないだろうか。そんなバンド出身だけに、当初AC/DCのメンバーはバンドのカラーに合わないと思ってたらしい。しかしそんな心配も無用のものだった。

新生AC/DCは、80年7月に『バック・イン・ブラック(Back In Black)』を発売する。全英チャートで見事1位を、全米でも最高4位を記録し、現在までに全世界で5000万枚近い売り上げを記録している。これほど売れて、一般受けするようなヴォーカルではない。最初このブライアンの声を聞いた時には非常に驚いた。どこから出ているのかと疑問に思うような強烈な声だ。それでもこれだけ売れたのだから、いかに楽曲が良かったかということだろう。翌81年に発表した『悪魔の招待状』で念願の全米1位を獲得する。しかしこの後メンバーの解雇などもあり低迷の時期に入る。

そして88年に発表した『ブロウ・アップ・ユア・ヴィデオ(Blow Up Your Video)』で復活の兆しが見え、90年の『レイザーズ・エッジ(The Razors Edge)』によって完全復活を遂げる。ちなみに『ブロウ・アップ・ユア・ヴィデオ』は全英4位、全米12位。『レイザーズ・エッジ』は、全英4位、全米2位を記録し、全米だけで300万枚以上の売り上げを記録する。このアルバムは本当によく聴いた。『地獄のハイウェイ』、『バック・イン・ブラック』にも決して引けをとらない名盤だ。

そして1995年に発表されたのが、今回の元ネタになっている『ボールブレイカー(Ballbreaker)』だ。ビースティ・ボーイズやRun-D.M.Cなどのヒップ・ホップや、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、スレイヤー、メタリカなども手がけた敏腕プロデューサー、リック・ルービンを迎えて制作された5年ぶりのアルバムは、母国オーストラリアなどでチャート1位を獲得し、全英6位、全米4位を記録している。このように世界中でヒットしたが、これぞというキラー・チューンがないのもまた事実だ。しかしその分、聴きこめば聴きこむほど味が出てくるアルバムだ。全体的にスピード感は無く、ブルージーな仕上がりだ。特にギター・リフ、ギター・ソロが非常に多彩で耳に残る。全体的に渋いが、何回聴いても飽きのこない作品だ。
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